【2024年6月24日】印刷用PDF 印刷用

抗悪性腫瘍剤「タルグレチン®カプセル 75mg」(一般名:ベキサロテン)
皮膚病変を有する成人T細胞白血病リンパ腫の適応で追加承認を取得 

株式会社ミノファーゲン製薬(本社:東京都、社長:宇都宮徳一郎)は、2024年6月24日、抗悪性腫瘍剤「タルグレチン®カプセル75mg」(一般名:ベキサロテン)について、「皮膚病変を有する成人T細胞白血病リンパ腫」(Adult T-Cell Leukemia/Lymphoma:以下、ATL)の効能・効果に係る製造販売承認事項一部変更承認を取得しましたことをお知らせします。

「タルグレチン」は、レチノイドの一種であるベキサロテンを有効成分とする抗悪性腫瘍剤で、レチノイドX受容体(RXR)に対して選択的に結合し、アポトーシス誘導及び細胞周期停止作用により腫瘍増殖を抑制すると推測されています。国内では、2016年1月に「皮膚T細胞性リンパ腫」の効能・効果で製造販売承認されており、この度、皮膚病変を有するATL患者を対象として国内で行われた第II相臨床試験(B-1801試験及びB-1901試験)の成績に基づき、追加の効能・効果を取得しました。


ATLは、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)に感染したT細胞が長い年月をかけてがん化することで発症する稀な血液がんです。国内の新規患者数は年間約1,000人と報告されており、その約半数において発疹や腫瘤といった多様な皮膚の病変が現れることが知られています。


当社は、「タルグレチン」を希少疾病であるATLの治療における新たな治療選択肢の一つを提供することで患者様のQOLの向上に貢献できるものと考えております。


以上

本件に関する問い合わせ
株式会社ミノファーゲン製薬
管理本部
TEL:03-5909-2323

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